EUROPE東京公演 2005/01/07 東京国際フォーラム




待ちに待ったEUROPE公演。
年をとっても以前と変わらぬかっこよさのジョーイ。
ギターはジョン・ノーラム!
初めて観るEUROPEのライヴ!
う〜期待に胸が高鳴るぜ〜。

私はEUROPEは、アルバムでいうと、
1stと2nd以外はそんなに好きではない。
3rd以降は、シングル以外の曲は殆ど知らない。
今回出た新譜「Start from the dark」さえ聴いていない。
新譜から知っている曲は3曲だけ。
あからさまに、古い曲ばかり期待してる懐メロオバハンって感じだが、
そ〜ではない。
EUROPEはもう昔の清く正しく美しい田舎ンぼではなく、
おちゃらけた爆発頭のアメリカンなのぼせ青年でもなく、
ごつい重低音にヘヴィグルーヴなリフの重々しいバンドになって、
暗闇からの再出発をしたと思っている。
ま〜、新譜は買わんでもいいかなって思ったけどさ。
今回のライヴは、ライヴで聴く新曲もそれなりに楽しみだったし、
今の彼らがどんなサウンドで昔の曲を聴かせてくれるかも楽しみだった。

東京国際フォーラムは、初めて来たんだけれども、
すんごい綺麗な所だね〜♪
地面が光ってるよ!
何だか広い建造物もあって、好みだ〜。
物凄い電力の無駄使いのような気もする。
太陽光発電とかしてるのかな。知らんけど。

席は、真ん中少し後目。
ホールの中も綺麗だ〜♪
音も良さそう?
ホール外でTシャツを買って席に戻り、
一緒に来た友人に、
「80年代、アメリカで人気急上昇、
若くて美しく歌もうまいジョーイを見たデビカバが、
『俺も負けちゃいねーぜ!』と
髪を染め今風のファッションに身を包み
年甲斐もなく張り合っていた」
などという面白情報を聞いたりしつつ、
(年齢も素材もずいぶん違うぞカバーデール!)
待っていると程なく暗転。
はじまったぜ!

いきなり真後ろから、
「キャ〜!ウキャ〜!!」
(聞き取り不可)
かなり黄色い声援が。
こんな女性の黄色い声が飛び交うライヴなんて、久しく行ってなかったよ。

ステージ向かって右に、大股を開いてレスポールを低く構える、
まるでザック・ワイルドのようなジョン・ノーラムが。
そんなにザックのことが好きなんだね。
1曲目は新譜のシングルになった曲だ。
タイトル覚えてない・・・なんとかfaithって曲。
「新譜の曲でスタートするような愚行はうんぬん・・・」
なんて書いていた雑誌記者もいたけど、
私は新譜の曲でスタート、大賛成だ。
出だし、何だかこもった音だった。
ずっとこんなんなの?
と思ったけど、聴いてるうちに忘れてしまった。

ジョーイはとても嬉しそうに、
ステージの端から端へ移動し、
大きな手振りで客を扇動している。
とてもはしゃいでるように見えた。
それに引き替え、他のメンバーは、
微動だにせず。
黙々と楽器を引き続けている。
動いているのはジョーイだけ。
スポットライトもジョーイだけ。
ギターソロになってもジョーイだけ。
お〜い、ソロの時くらいノーラムにスポットあてへんか?
ステージの背面は、客席に向かっていくつものライトが設置されている。
Guiソロの時は、
そのライトの色がノーラムだけ白になるとか、
それだけ。
ノーラムは延々、逆光状態。
こっちからはシルエット状態。
見えんがな〜〜。
ノーラムは、あんまりスポットを浴びたくないのかな?

そんなノーラムとジョーイは、ステージ上で絡むこともしばしば。
そういう時はノーラムにもスポットのおこぼれが・・。あ〜、やっと見られたよ。
ジョーイとツインギターの曲もあったな。
かっこよかったぜ。
"Yesterday's News"のとき、
ギターとヴォーカルで掛け合いをしていた。
ジョーイの声は既にガラガラで、ジャニス・ジョプリンみたいだった。
クリーンヴォイスが魅力なのに。ガラスの声帯?
そんなジョーイ、高音も出にくいようで、
"Carrie"なんかも結構フェイク。
「みんな、歌ってね!」とのことであったが
あんたがフェイクするとシンガロングしにくいって。
ま〜私も歌詞はうろ覚えなので、歌は適当なんだけどさっ。

日本公演は古い曲を増やすかも、
なんて事前情報もあった。
ジョーイがライヴ前半、
"This is special for ya, Japan!"
とかなんとか言って始めた曲はなんと
"Ninja"
!!!
え〜〜。。。
なんで、"Ninja"〜?
ニンジャサバ〜イぶ♪
日本だからニンジャ。。。安直だ。
これやるくらいなら"Scream of Anger"やってよ!
と思ったのは私だけではあるまい。
他にもあるぞ!
アンコールでの"チェロキー"だ!
こんなんやるくらいなら"Stormwind"とか
"Open youe heart"とか
ええ曲いっぱいあるやん!

そんな選曲にケチを付けつつも、
今回のライヴはかなり楽しめました。
サウンドがヘヴィで、
思ったよりかっこよかったんす!
新譜の曲もよかったし、
昔の曲も、
少し遅めの演奏になっていて、
(キーも落としてる?)
それが今のバンドスタイルにとても合っていた。
今のEuropeの姿というものを
きっちり見せてくれた感じがした。

個人的なクライマックスは
"King will return"だったりする。
この曲のAメロが大好きなんじゃ〜。
ライヴ中盤、この美しいメロディを聴いたときは
ほんにいい曲やな〜・・・
と、胸がじぃ〜んとしたよ。
"Start from the dark"も、
"Seven doors hotel"も良かった。
新譜の曲でいいなって思う曲もあったよ。
"wake up call"とか。

にしても、おとなしいライヴだったなあ。
普段汗くさいライヴしか見ていないからかも知れないけど、
綺麗でさっぱりした印象のライヴだった。
ジョーイの声が綺麗でスムースだからか。
いや、見てくれが綺麗でさっぱりしてるからだ。
さすが、黄色い声の飛ぶバンドEUROPE!

でも、結構骨のある音を聴かせてくれた。
素晴らしいライヴをありがとう!
 





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